宮内庁では、今日まで他の宮杯を含めて調査を行ってまいりましたが、一回限りのものや現在授与がなされていないもの等を除いて、芸術、文化、スポーツ、福祉、産業等の各般の分野にわたりまして、常陸宮家関係が七件、秩父宮家関係が四十五件、高松宮家関係が三十七件、三笠宮家関係が十三件、寛仁親王家関係が二十六件、桂宮家関係が二件、高円宮家関係が十二件の宮杯をお出しになっておられますが、この関係で先ほど申し上げましたもの
正確に申しますと、常陸宮家、秩父宮家、高松宮家、三笠宮家、それから三笠宮家の御長男でいらっしゃいます寛仁親王家、これは宮号は同じ三笠宮でございます。それから桂宮家、高円宮家、以上七つでございます。それで、近く、御承知かと存じますけれども六月二十九日、礼宮殿下が御結婚あそばされますと、宮家の数としては八宮家ということになると存じております。 以上です。
○説明員(宇佐美毅君) ただいま三宮家、いま常陸宮家とも四宮家でございますが、この建設に当たりましては、大体大蔵省と——国有財産の皇室用財産として使うわけで、一種のまあ官邸、公邸的なものでございます。宮様の御私有になるものではございません。
これは義宮さまが常陸宮家を独立される際に、そのためにいろいろお手伝いをするので、いろいろ他の宮家の実情も、従来よりはもう少し詳しくお聞きした際に、そういうようなことに特に気がつきました。
それと、ついでにお答えをいただきたいのは、常陸宮家、秩父宮家、高松宮家、三笠宮家、この四宮家があるわけですが、この宮家のそれぞれの職員数というものは、どういうふうになっておりましょう。
それから次にお尋ねの内廷費のほうは今度は増額をいたさないで皇族費だけを考えているという点の理由でありまするが、内廷費につきまして、これもやはり実質上いろいろ経済情勢の変化に応じて費用がおふえになるという点がございまするのですが、しかし、昨年の秋に義宮様が御結婚になって常陸宮家を御創立になりました。
今年度のこの関係についてはその点をお願いしてありませんですけれども、これはやっぱり物価の上がりなどいろいろありますけれども、実は、義宮さんが内廷におられたのが内廷から出て常陸宮家をおつくりになりましたので、義宮さんに必要であった経費がそれだけ省けるものですから、いろいろの点をそれだけカバーするというので、増額をお願いしていないわけでございます。